つゆだく~つゆがだくだく~
寒い日にコタツに入っておでんを食べる...
なんて幸せな瞬間。(笑)
良い組み合わせですよね。
コタツはみかんとかアイスとかもベストマッチしますね。
ただ、入ると出たくなさ過ぎて根っこが生えちゃうのがたまにキズです。
と、コタツのことを少し語ってしまいましたが、今日のテーマはコタツではないので話を戻しまして...
コタツに入っておでんを食べながら、
「あ~つゆだくでうまいなあ~」と思って食べていましたが、なんで「つゆだく」って言うのでしょうか...?
ふと気になったので調べていきたいと思います。
よく使う食べ物と言ったら、牛丼とかおでんとか。
他に...ぱっと思いつかないですね。
「つゆだく」って?
「つゆ」は汁のことだけど、「だく」ってなんでしょう...?
ちなみに「つゆだく」は、
・牛丼屋の牛丼で具材の汁を多めに入れてもらうこと。
・つゆがだくだくの状態、あるいは、つゆ沢山の意味。
だそうです。
「つゆがだくだく」を略して「つゆだく」。
そしたら、「だくだく」は沢山という意味なのでしょうか。
「だくだく」
・汗や血などが続けてたくさん流れ出るさま。「汗がだくだく(と)流れる」
・胸がどきどきするさま。どきどき。
だそうです。
「つゆだく」では上の、
「血や汗などが続けてたくさん流れ出るさま」の方の意味で使われているそうです。
血や汗って考えるとちょっとイメージが変わりますが、
ただ、実際は「つゆ」なので「たくさん」というところがクローズアップされて使われているという感じでしょうか。
個人的には下の「どきどき」の方の意味でもおもしろいなと思ったのですが、ちょっと大げさになってしまいますね(笑)
他にも「たくさん」の「たく」が濁って「だく」という説などもあるそうです。
もともとは牛丼屋さんで店員さん同士で簡潔に伝えるために使われていた言葉だったそうです。
それがお客さんにも定着して、今や頼み方の一種になってますよね。
逆につゆ少なめの場合は「つゆ抜き」と言われるそうです。
そのままっちゃそのままですね。
「ねぎだく」や「肉だく」なんて言葉もあるそうです。
もうみんな、だくだくですね(笑)
雰囲気的に結構昔からある言葉なのかなと思っていましたが、1950年代頃かららしく、ということは昭和ですよね。
お客さんに定着したのは1990年代頃だそうで、意外と最近使われるようになった言葉なんですね。
最後に...
普段、あまり牛丼屋さんには行かないので、今回おでんを食べていて思ったことが牛丼の歴史を見ることに繋がるなんて、なんとも面白い発見でした。
本家の牛丼では「つゆだく」という言葉を使ったことがないので、次回(…いつだろう…)行った際は挑戦したいと思います。